2007年7月30日月曜日

空の焼け方




 夕方の焼けるような空が、リスボンは本当にきれいだ。

だが、そこに浮び上がる街は、もっときれいだ。

2007年7月29日日曜日

26回目の夏。

 こう書いてみると、何だかドラマのタイトルみたいで嫌だ。だけど今年は僕にとって、やっぱり26回目の夏なんだから仕様がない。僕はこの異国の地で指折り今までの夏を振り返ってみた。そして、26という数字が意外と小さいことに少し心を打たれた。まだ26回目なのか。。。

そして、後何回くらい僕はこうして夏と出会えるんだろう。

なーんて感傷的になってみたりしている。こんなに暑いのに。

2007年7月28日土曜日

のんきで工夫のない国

 リスボンの街は、以前から紹介するように起伏が多い。そして、デコボコとした歩きづらい石畳が街全体を覆っている。
 ここで過ごして3ヶ月、初めは美しいと思ったものも今では、「ただ薄汚いだけだ。」とか、思ったりもするようになってきた。
 「のんきで工夫のない国」今、もし私がこの国を否定的に捉えるとしたら、こんな感じだろうか。

だけど、そんな国が過ごしてきた年月は確実にこの街に刻み込まれている。


毎日通り過ぎる何の変哲もない風景も、ある日ある時間に全く違って見えたりする。そんな時、僕はこの石の山に、昔どこかで出会ったような気がして、懐かしくなったりしてします。

2007年7月27日金曜日

花咲く夜

 昨日、今日とインターネットをする時間がなかった。今こうして、ブログの記事を書いてて、インターネット見るのが久しぶりに感じるのは、かなりのネット依存症ということか。。。たった一日インターネットしなかっただけなのに。

 でも、ネット上で日本語を見ると、なんか安心するようなことがある。少なくとも日本が恋しいとか思うことはまづない。

 私はこの異国の地で、日本にいた頃に比べれば圧倒的に会話時間の短い暮らしを送っているが、それがさほど苦にならないのは、膨大な量の(日本の)情報にすぐありつける、という安心感からだと思う。

 それだけ、言葉って影響力があるんだな、と改めて実感した花咲く夜。

2007年7月25日水曜日

不意に


 夕方の低い陽射しを歩いていたら、突然、景色に心を奪われたことはないか。
 ラジオの向うで歌ってる誰かの声が、突然聞こえてくる事に似てる
 パラリパラリとめくった雑誌の写真に、突然目を奪われる事に似てる。
 喫茶店でお茶して、ポケットから出した小銭はお勘定ぴったりだった。
 「今日は幸せかもしれない」なーんて、
小さなことを大げさに捉えてみたりしてます。

2007年7月24日火曜日

朝から

 毎朝、通勤にはトラム(路面電車)を利用している。リスボンの道路環境は極めて悪い。以前、このブログにも記事として取り上げたが、生活する視点から言えば本当に良くない。下手をすると朝から足を挫いたりしかねない程だ。さらに事務所までの道のりは例によって起伏が激しい。


時刻表によれば8時から10時の間は、1時間にトラムが10本ほどあることになっている。でも、実際は30分待つこともあって、かなり不正確だ。


 リスボンの旧市街地にはかなりの一方通行があり、凄まじいまでの路上駐車で、路肩が埋め尽くされている。当然、電車は道路上のレールを走るので、この路上駐車に悩まされることになるわけだ。

 そんな朝の交通手段は今日も先が読めない。



2007年7月23日月曜日

梅雨

 ポルトガルの夏についてこの国の人たちと話すと、彼らは自慢げにこの夏を紹介してくれる。やれ、どこそこのビーチがいいとか。ポルトガルの夏は最高だとか。そして、決まって日本はこの時期モンスーン?とか聞かれる。つまり梅雨のことだ。
 私は日本の梅雨について説明しようとして、最近の梅雨は昔の梅雨と違って、とかいった展開になることが多い。ここ数年の異常気象で、空梅雨とか異常に早い梅雨明けとかが多い気がするからだ。

 日本はまだ梅雨だろうか。

 梅雨って何だかあんまりいいイメージがないけど、もし無くなってしまうとしたら、それはそれで大変なことではないかと思う。

 つい最近、友達の記事でアジサイについて書いたものを読んだ時、「あ、アジサイにカタツムリって日本もそろそろ梅雨かな」と思った。

 夏の幕開け、積乱雲の大雨が午後3時頃通り過ぎると、雲を裂くようにして日射しがよくなる。ベランダ腰の窓を開けると、むっとするような湿った空気が入り込んできて、さっきまでの雨が嘘みたい。気が付くと遠くで蝉が鳴いている。空を見上げると、うっすらと虹が架かりそうだ。。。「そろそろ梅雨明けかな。」なーんていうのが僕にとっての梅雨だ。

 そんな些細な梅雨の楽しみ方もある。

 何だか、そんな日本の梅雨が懐かしくも感じるのです。

 リスボンは今日も晴れています。


2007年7月21日土曜日

リスボンの路地裏


 土曜日の昼下がり、路面電車に乗って、アルファマと呼ばれるリスボンの下町地区へと、ふらりと出かけてみる。

 私は毎週土曜日にこの地区で行われている「泥棒市」を少し見た後、騒がしい市場の人気から逃れるようにその場を後にした。
気が付くと、強い陽射しが建物の影になって、それ程気にならない。入り組んだ街路は見慣れない狭い道へと変わっていた。

 四角い小さな窓、緑色の窓枠、背の低い入り口、薄いパステルカラーの壁は桃色、黄色、落書、この壁はきっとキャンバスだ、幅の狭い階段に歪な手すり、ペンキのはげた物干しかけ、オレンジ色の瓦、小さく切り取られた空は青、イワシを焼く匂いがする、夏だ・・・

 いろんな物がどこか歪んで見える。
否、確かに歪んでいる。

 リスボンの路地裏を夢見心地で歩いた昼下がり。

2007年7月20日金曜日

リオハの街 07.07.08

 日曜日の朝9時、ビルバオから「タルゴ」という電車に乗ってリオハへ向かう。「タルゴ」は昔のスパイ物の映画によく出てくる電車らしい。何故か撮影禁止だった。

 日曜日のせいかリオハの街もリスボン同様、軒並みお店は閉まっていた。どんよりと曇った空の下、人気のない、静まり返った街並みだった。

 ところが、市街地中心部に入ると写真のように人ごみが。お昼時だったせいもあってか、わいわいと賑やかだ。

 どうやら、リスボンと同じように、ここでは街の外でお酒を飲む習慣があるようだ。この、外でお酒を飲むという習慣はなかなかいい。ついつい、隣の人に話かけてしまうような空気がある。

 ところがこれも束の間、F1を見ながら昼食を食べた後、ぶらりとリオハの街を散策。その後ここへ戻ってきてみると人っ子一人いない。私たちは仕方なく広場に面した観光客向けの店に入り、帰りの電車を待った。
 すると、見る見るうちに晴れてくると同時に、通りを行きかう人も増えてきた。。。

 何だ?
 
 これが噂に聞くシエスタか???

パンプローナ 07.07.07

「牛追い祭り」と聞けばテレビで一度はチラリと見たことのある人もいるのではないかと思う。

偶然、我々の旅行とこの日程が合い、急遽ビルバオから行くことになった。
 サンフェルミン(San Fermín)と呼ばれるスペインの国際的なお祭りで、毎年7/6から7/14に開催される。このお祭りの期間中は様々なイベントがあるらしく、とても一日やそこらで全体を把握することが出来そうにないほど、大規模な祭りだった。
 何と言ってもこのお祭り、みんな白いTシャツとパンツ、赤いスカーフと腰帯といういでたちをしていて、そういう前情報を持たない僕たちはすっかり街の中で浮いてしまっていた。

 だけど、この統一感と一体感は圧巻だった。
 写真は朝10:00くらいだろうか、パレードだ。何かお話のような物があるんだろうけど、そこまでは不明。街の市役所にあたる建物から出発して教会へ。その後また市役所の方へ戻っていった。
 
 ひしめき合う人々の中から背の高い人形たちが列を成して歩いていく。

飛行機 07.07.06

さて、ようやく落ち着いたところでスペイン旅行についていくつかここに書き留めておこう。

まず最初に、もともとこの旅行は僕のリスボン生活の先輩とその恩師の2人によるものだった。途中、その先輩の配慮で僕もこの旅行に同行させてもらえることになった。

 かなり急な計画の割りにチケットの購入にも成功し、万事がうまくいったかに見えた。しかし、空港出発ロビーからバスに乗り、しばらくすると、あまりに乗客の少ないことに気が付いた。

 案の定、バスは異様に小さなプロペラ機の前に到着。

 私は手荷物のパスポートと航空券をもう一度確かめたが、間違いない。座席番号は9Cとなっている。    

 それはトイレ前の最後部席だった。
これって・・・18人乗りかよ? しかも前のコックピットには扉がない。 

 私はプロペラがブルンブルンと音を立てて離陸する寸前、この旅が無事に始まることを祈った。

2007年7月19日木曜日

カッター奔走記


  さて、読者の皆様はP-cutterをご存知だろうか?
主にアクリル板などの切断に用いる鍵爪型のカッターだ。普通のカッターの様に押し切るのではなく、引掻いて削り取る。

 つい先日、私はアクリル板を切らなければならず、事務所でこのカッターを探したがなかった。だが、アクリル板を普通のカッターで切るのは、とても大変なことなのだ。(薄い窓ガラスをカッターで切ろうとしている所を想像して頂きたい。)文字通り歯が立たない。

 私は「ひょっとしたら事務所のどこかにあるのかもしれない」、と思い事務所の友人に尋ねてみた。ところが、そんなものは聞いたこともない、という。
 私は絵を描いて「こういうものだ。」と尋ねる。いぶかしげにその絵を眺めながら、「見たこともない」と首を振る。それどころか「おーい、こんなの見たことあるか?」と他の所員に尋ねた。ぞろぞろとみんな集まってきて「何これー?」「何に使うの?」「どうやって使うの?」「どこに刃があるの?」と口々に言った後、やっぱり見たことがないという結論に達した。というより存在しないということになった。

 しかし、私は直感的に、これはあるような気がした。リスボンではガラスではなくアクリルを使った窓など見かけることがあったからだ

 この時、「ふぅ、やれやれ、クレイジージャパニーズ」といった雰囲気に少しムカついて、「これは絶対、ここにもあるよ」と冗談半分に言い返した。
私は事務所を早めに切り上げ、近場の工事現場に直行。みんなに見せたP-cutterの絵を見せて、存在を確認しようとした。だが、ほとんどの作業員はこれを知らなかった。私はさすがに不安を覚えた。   

 頼みの綱は以前行った事のある大型工具専門店。19:00に閉店するところを19:15頃、たまたま開いていたドアをするりとくぐり、何も知らない振りで店内を物色。見つけた!と同時に店の親父が「もう、閉店だよ、出てってくれ。」と言って近づいてくる。私は念のため「これはアクリルを切れるよね?」と確認。
 ところが、「いや、紙だけだ。」と言ってきた。!?私は戸惑った。???
 もう一度確認してみるが、彼はとにかく「出てってくれ」の一点張りだった。私は迷った挙句、買った。よく見ると、アクリルを切っているイラストが描いてある。たぶんこれはP-cutterだ。次の瞬間、私は持ち手の部分にPlastic-cutterとあるのを見て確信した。

 これはP-cutterだっ!

 P-cutterだっ!

※日本にあってもポルトガルにないものは実際あります。その逆もまた然り。

2007年7月18日水曜日

ほとんどパーティー


だったと思う。。。


 今日は先週事務所を退社した、Cさんのさよならディナーだった。彼女は僕が去年の暮れに今の事務所を訪れた時、いろいろとお世話になった人だ。
 
 彼女は当初、退社した先週末にこの夕飯を企画していたがボス(マヌエル・マテウス)の都合が悪かったため、今日に変更になった。因みにお店は貸切で、全てボスによる手配だ。

 夕方9:30に始まって夜中の2:30まで延々5時間の長~い夕飯だった。といっても後半はほとんど立ち飲みで、爆音の響くクラブ状態だった。

 午前2:30、みんなお店の前で数分たむろした後、家路についた。
 僕はほろ酔い加減でリスボンの歪な坂を上りながら、ぼんやり「今日も仕事か・・・」と数十分前の騒ぎから現実に帰ろうとしていた。

2007年7月17日火曜日

発売日はいつだっ!

 先月のいつ頃からだったか、Smashing Pumpkinsの復活アルバムがリリースされると聞いて、それを心待ちにしていた。タワーレコードのサイトでは10日に日本版が発売されることになっていた。(輸入版は11日だったと思う。)

 僕は迷わず、先週の月曜日にリスボンにある大きなCDショップに直行。ところが、どこを探してもそれらしき物は見当たらない。事前にジャケットのデザインもチェックしてあったので、多分、100m先からでも判別可能なはずだった。ところが、どこにもない。ない。。。予想では7年ぶりの復活で特集コーナーの一つくらい出来ているはずだった。
20分近く探し回った挙句、無いことを確信。しぶしぶ店員に確認してみる。「ああ、それなら来週の月曜日です。」

 僕はその時、正直耳を疑った。ポルトガルは田舎と馬鹿にされることはあっても、実感としてそう感じることはほとんどなかった。僕はフーっと気が遠くなって、購入を諦めた。というより不可能だった。
 翌日、友達に聞いてみる。
「smashing pumpkinsのアルバムなんだけど。」
「あぁ来週だっけ。」
「えっ?でも、日本では昨日発売したみたいなんだけど。」
「・・・あっ、そう。」・・・と途端に会話が冷え込んだ。
「・・・別に馬鹿にしてるわけじゃねんだよ。 早くほしいんだよ。」

Smashing Pumpkins

2007年7月16日月曜日

新しい季節

 日本では台風が一騒動だったようだ。台風4号だなんて。。。
「し」の台風というわけか。




 リスボンはここのところほとんど雨も降らず落ち着いた天気が続いていた。ところが、昨日辺りから突然天気がぐずついてきた。以前にも書いたが長雨というのはリスボンではあまりないようだ。だが、雨が降ると急に肌寒くなる。雨が降って湿気も増してくる。ムーッとする嫌な暑さで、乾かない汗が体を冷やすようだ。これが3ヶ月経った今もなかなか慣れない。


 日本で毎日快晴が続けば喜ぶ一方、あぁ今年は水不足かな?なんて心配も頭をよぎるけど、そんな心配、リスボンじゃ今こうしてブログを書くまで忘れてた。そういうどうでもいいような事に気が付いて、何だか不思議な気持ちになる。
 そう、これは僕にとって、新しい季節なんだ。そう思った。

2007年7月15日日曜日

久々の曇り空

昨日書いたように朝からひどい揉み返しだった。朝7時ごろに目が覚めたものの、激痛で10時半頃まで起き上がれなかったほどだ。。。

 いくらか痛みの引いてきたお昼ごろから、旧市街地からバスで15分程度いった所にあるベレンを友人に案内。リスボンの空は久々に曇っていた。途中、リスボントリエンナーレの一会場である左写真の博物館へ。

 他会場と異なり、ここはアルヴァロ・シザの個展となっている。その分、展示としてのまとまりも内容もかなり充実したものとなっていた。シザの素晴らしさが分る、良い展示だと思う。しかも入場無料なのが嬉しい。

 この展示を見て、シザの作品が数少ない曲線を上手に利用していることを改めて実感した。モダニズム(建築の一様式)の中でも、ル・コルビュジェの「ロンシャンの教会」のような自由さが彼の作品にはある。そう思った。

久々に曇ったリスボンの空はこの展示を見終わった頃、晴れ始めた。

2007年7月14日土曜日

医院


 先週の木曜日に行ったカートレースの疲労が今日、頂点に達した。。。
首がほとんど回らず、寝違えたような痛みでさすがに自己治癒できないと思い、整体に行ってきた。
半分、恐い物見たさもあったけど。。。
 これは治療室の写真。待合室を持たない個室で完全予約制。まぁ、僕には結構ロマンチックな場所に見えますね。
 古い建物の一室(最上階)を治療室として使っている。天井のトップライトがきれいだが、夏の日差しが強く、日中は蒸し暑い。これで一応7時半だ。(それでもかなり蒸し暑かった。)
 肝心の治療に関しては、かなり本格的だった。20分間のマッサージで20€は格安だと思う。ただし、治療の後に一言「明日はもみ返しがあると思うけど心配しないでね」・・・「えっ!?」 
肩と首の痛みが和らぐ一方、もまれた痛みもひどかった。。。

2007年7月13日金曜日

部屋

 これは僕の部屋の壁一面に描かれた絵の一部だ。
魔女が夜に向かって、なぜかホウキに逆に乗っている。。。因みにこれは同居人が描いたもの。
この絵にまつわるエピソードをここでは紹介しよう。

「康介、夜に左側を向いて寝てはいけないよ。」
「何故だか分るかい?」
「心臓の音が聞こえるだろう。それが一番よくないのさ。」 「何故かって?」
「左を向いて寝ると、眠るときには心臓の音が聞こえなくなってしまうだろう?」
「つまり、心臓の音が止まってしまうわけだ。」
 幼い頃、恐い夢をよく見た私はこの話をひどく真に受けた。
 今、私のベッドで左側を向いて寝ると、壁一面に描かれた絵が見える。
 幼い少女が二人、白い手すりの上に座ってシャボン玉を吹いている。
白昼の月は壁の一番右側で赤い唇を閉じたまま、微笑んでいる。
箒を逆さに持った魔女が青い空を飛んでいく。どっちに向かってくんだろう?
 私は恐い夢を思い出せぬまま、心臓の音で目を覚ます。
 ウトウト、ウトウト、ウトウト、ウ、トウト、ウウ、ト、トウト、ウト、ウト、ウトウ、ト
 外国で体調を崩しても、 誰も助けちゃくれねーぜ。
(2007年05月24日 僕の日記「心臓」より)

2007年7月12日木曜日

ワルグチメドレー


はぁー。。。
そんなあなたに。

クソッ! バカ オタンコナス! 
アホ マヌケ イビキ  ハゲ チビ デベソ! 
デブ ブタ クソヤロー 

アバタ インキン ドソウロウ! 
フケ タコ ニジュウアゴ!  
ワキガ ヒモ カス ノータリン 

モヤシ ミソッカス フテクサレ! 
ボケナス フヌケ クルクルパー 
ウスノロ コシヌケ スットボケ! 

トンマ ヘンタイ グズ アマッタレ!! 
ブス モンナシ ヤクタタズ! 
ガニマタ ボンクラ クソジジイ! 

スケベ インバイ クソッタレ! 
ハナゲ アバズレ ガキ ロクデナシ! 
インチキ ミズムシ サギシ コザイクヤロウ   

タンソク ヒゲズラ ウスワライ!
ゴミ ウスノロ アンポンタン
オンチ ヒマジン ワカラズヤ!

イレバ ゲス ネションベン!    
デッパ ヤセギス ゴクツブシ!
カツラ ゴキブリ クソババア!

あーすっきりしたーというあなた。 明日も元気にlet's go!

(2006年08月28日 「僕の日記」より抜粋)

2007年7月11日水曜日

再考

 ブログもこうして毎日更新するようにしていると、何だかブログを更新することそのものを疑いたくなるものだ。以前にも書いたが、別に毎日更新する必要なんてないし、毎日更新しているのは自分がそうしたいからだ。以前は半分冗談で使命感とか書いたが、実際は続けたい気持ちが強い。これだけ続いたところを見るとそれ程、苦になっていないんだと思う。

 だけどやっぱり苦しくなる時はあって、それはどういう時かと言えば、取り立てて何もない日常で終わってしまう一日だ。これは、ここでの生活にかなり慣れてきたという事だと思う。


 そういう時は、例えば、誰々と何々のためにどこそこに行って、実際はこうでした。とか一日を振り返ってお終いにできたら、非常に書きやすい。もちろん、何か特別なことがあった時は、記事は書きやすい。


 だけどそうそう毎日毎日何か特別なことが起こるわけじゃないし、発見できるわけでもない。そういう時がやっぱりつらい。今日あったことをそのまま具体的に描写してお終いに出来たら、と思うことはよくある。


 このブログは僕にとっては今日という一日を確認するためのものであると同時に、不特定多数の人たちに見られてもいるわけで、そのあたりのバランスが非常に難しい。単純に個人的なものであれば昔ながらの日記で十分だし、記録のためだとしてもわざわざ公開する必要なんてない。


 僕はこのブログで極力、具体的な人を出さないようにしている。それは僕なりのネット上での配慮、として好意的に捉えてもらいたい。(いつ、たくさんの登場人物が出るか分らないけど。。。)もう一つは仕事の内容などを写真で添付というのも極力避けている。曲がりなりにも働いている身としてはそういう行為には抵抗がある。(そういうのを期待している方々、すみません。)


 まぁ、やっぱり、東京で暮らしていた頃の日常から、リスボンでの日常に溶け込むまでの発見的な日々はそろそろ落ち着いてきたということだろうか。。。




 

2007年7月10日火曜日

疲労

 というわけで、先週の金曜日から今週の月曜日まで3泊4日でスペインに行って来ました。前日の木曜日ににカートなんか行ったものだから、休み無しの二週間目はちときつい。余談だが、最近F1に興味が出てきた。今回の旅行でもリオハというワインの街で2時間近くF1を見て過ごした。(イギリス・シルバーストーンサーキット)
 スペインでの日程はビルバオを拠点として、パンプローナ、リオハの3都市を回った。快晴から雨まで、天候にも恵まれた。天気の変化で街の様子も変わって見えた。
 非常に充実した週末だった。。。
 だけど、月曜日の朝7時の飛行機で帰ってきたからか、疲労が。。。
 
 今日も早く寝ます。
 スペインについてはまた後日。

2007年7月5日木曜日

自慢

 今日は待ちに待ったカートレース。先週辺りからこの企画で事務所はソワソワしだしていたけれど、一体どんな物やら。。。そう思って行ってみると、これがやばい。滅茶苦茶本格的だった。。。
 時速70キロ近く出せるゴーカートを想像していただきたい。スピード狂にはたまらない遊びだと思う。費用は一人26€で二人一組のチーム参加。レースは一時間で30分でドライバーが交代する仕組みになっている。きちんとピットがあったりして、気分はF1ですな。
 実際、リスボンで僕の友達にF1にやたら詳しい奴がいる。日本では深夜にテレビで放送していることが多いけど、ここではニュースなどでも目にすることが多い。(家にテレビはないが、喫茶店やレストランにはほぼ常設してある。)
 そして、ここは仕事に遊びに本当に事欠かない事務所だと思う。つい昨日は事務所スタッフの誕生日パーティーがあったばかりだ。所員総勢20数人、ほぼ毎月このパーティーはあるわけで、そのほかにも3週間にいっぺんくらいのペースでイベントがある。そうやって、リラックスするリズムは何ともいえない。疲れるんじゃないか?とか心配になる時もあるけど。
 ちなみにこれは「海外の事務所が全部こうだ。」というわけではないので注意!

2007年7月4日水曜日

予報


 最近、よく朝方早くに目を覚ます。
決まって4時ごろなのだが、未だ何故なのか理由が分らない。原因の一つとして考えられるのは自分でも気が付いていないが、暑いということ。よく寝汗をかいている。

 僕はインターネットで天気予報を何の気なしに見てみる。
うーむ。
今週いっぱい晴れの予報か。。。

 そういえば、リスボンに来てから天気予報をあまり気にしなくなった気がする。新聞を開いてみても、日本の新聞に比べてなんて不親切なんだろう。確か朝日新聞はその日一日の3時間毎の天気が予報されていた気がするが、こちらは「晴れ後曇り」程度の内容だ。
 日本に比べればリスボンは天気も安定していて、そんな詳細な予報なんて必要がないんだけれど、考えてみると意外と興味深い。

ふーむ。

2007年7月3日火曜日

こな

 我がアイレスマテウス事務所での模型制作の大半は発泡スチロールを用いている。といっても日本で見る発泡スチロールに比べると、いくらか密度が高い。日本で使っているスタイロフォーム(断熱材:かなり固めの発泡スチロール)はポルトガルには流通していないらしく、そういうものはスイス製だそうだ。
 この材料は熱線で簡単に切断できるので非常に便利な材料である反面、切断する際に出る煙(多分、有害)がよくない。多分というか、絶対有害で、一応スタイロカッター(熱線による切断機)には煙を飛ばすファンがついているが、角度によっては煙を飛ばせず、逆に吸い寄せるので困る。
 もう一つはこれを削る作業があるのだが、これがきつい。気体ではなく、粉末状になった発泡スチロールは何だか非常に危険な気がする。僕だけか?
 マスク買うように提案でもしようかな。。。

2007年7月2日月曜日

慣れ

 こちらでの生活もそろそろ3ヶ月目を迎えようとしている。もちろん生活にはかなり慣れてきた。そういう時に起こる事と言えば。遅刻。
それも過度の遅刻は、ポルトガルと言えど、かなり後ろめたい気分になった。
 先週一週間ずっと家に居候がいたせいか、昨日の夜からひどく疲れていた。にもかかわらず、夜遅くまで本を読んだりしていたから朝起きると10:15!
 事務所には9:00~10:00の間に出勤すればいいので、最悪9:30までは寝ていることが出来る。まぁ遅刻したといってもいびられたり、たしなめられる事もないけれど、どこであろうと人はそういうところをきちんと見ているものだ。
 私は遅刻するわりに「寝坊」で遅刻したということはほとんどない。それを考えれば、今日はひどく眠かった。毎日、事務所に着くと写真のエスプレッソをグイッと飲んで、一気に眠気も飛ぶはずが、遅刻してしまった身としては何だかそれも厚かましい気がした。
それでも眠いことにかわりはない。
 すると、「Ola!」。
!!...上には上がいるものだ。もう11時近かったはずが彼は来るなり、ゆうゆうとエスプレッソを入れ、悪びれる様子もない。悪びれる様子もない。。。
だけど、今日は早く寝よう。

2007年7月1日日曜日

日和


 日曜日の夕方、車一台通らない道を歩いてみる。
お店の閉まる日曜の街の様子はとても静かで、人のささやき声まで聞こえてきそうだ。

 向かいの通りを歩いてくる恋人たち。向こうのベンチに座って携帯電話で話している人。子供たちの元気に遊ぶ声がどこからか聞こえてくる。食器の重なるカチャリカチャリという小さな音が聞こえる。この辺に、日曜日もやっているカフェがあるのかな?


 僕は向かいのおばあちゃんたちがこっちを見ていることに気が付いて、シャッターでパチリ、と挨拶。


 でも別に僕を見ていたわけじゃないみたい。ああやって毎日のように目の前の変わらぬ景色を見ている。小さな小さな変化を見ている。今日、この時間に僕がこの場所を通ったように。

 僕が初めて通るこの道で、あのおばあちゃんたちは、なんて自然なんだろう。僕は何故か、あのおばあちゃんたちが、毎日あの場所にいるような気がした。


だからシャッターをきったんだ。きっとそうだと思う。