2007年11月5日月曜日

古い街で安心

上の写真はチェコ、プラハの広場


広場に燈るオレンジ色のナトリウムランプは夜の雰囲気を一層引き立たせてくれる。

ヨーロッパと日本で広場ほど違うものもないだろう。ヨーロッパの広場は街の中心としての役割を果たし、外国からやってくる人に対しても同じように開かれている。

 私はこういうヨーロッパの広場が好きだ。これに似た広場が日本にもあるだろうか。そう思いながら、この広場を眺めてみる。

 壁のようにそそり立つ巨大な教会が視覚的に街の背景となって、広場に固有性を与えている。この教会がこの広場から見えるという事がどれほどの意味を持つかは言うまでもない。そして、この広場と教会の関係はそう簡単に変わることはない。こうしたヨーロッパの広場は、永い間、変わることを許されない退屈さを含んでいる。

 だが、どこか人を安心させてくれるものではなかろうか。


見知らぬ人が出会う異国の広場にて。 07.08.20

4 件のコメント:

suni さんのコメント...

そう思う!広場!
私も広場にたっておんなじこと感じてたよ。
ずっと昔から変わらず、自分もその中にのみこまれて時間が流れてく感じ、、
立ち話、市場、謎の行商、道化、物乞い…
そこにいて安心する感覚、納得
城下町とかはどうだったんだろ。。城が見えて、お殿様がいて、、ちょっと感覚的に近そうな気がしたりして。ああ、でもそこに宗教がからんでないとまた違いそうだね。

匿名 さんのコメント...

宗教の力って相当なものだと思う。。。
特にドイツって厳格な宗教って感じですごそう。(笑)

ポルトガルにもいろんな広場(らしきもの)があって、そういう広場をまとめた本をこの間、事務所で見つけたよ。
何でも、不整形の広場に面白いものがあるんだそうな。

匿名 さんのコメント...

おひさ~!元気みたいねぇ。
家主さんの個展では会えなくて残念でしたわ。
リスボンの広場で一番気に入ってるのが、夜のカルモ広場なんだけどさ、真ん中の泉の水って水源が不明らしいよ・・・ブキミ・・

太陽光が少ない国では、広場の活用に必死になって、整備が行き届いてるしカフェがその一端をになっていると思う。太陽光にうんざりしてるリスボンは、やっぱり木蔭のあるお城の中とか、エストレラ公園とか、ノッサセニョーラダモンテ
展望台とかが、憩いの場になるんじゃないかと思うんだよね。

特に地方都市の、ぺロウリーニョを中心とした広場は、お祭り、市場は当然のこと、異端裁判、処刑といった見世物も開催されたわけだから、宗教がからんでくるのは当然だよ。

リスボンのアーチ(Arcos)を集めた写真集ってのもあるよ、Av.RepúblicaにあるLivraria da Câmara munincipalで探してみたら?

匿名 さんのコメント...

alameda>
太陽との関係で言ったら、ポルトガルは最高だと思いますね。今年は異常みたいですけど、まだまだ暖かいですし。。。

夜のカルモは何かしんとしてますよね。
水源が分からなくても、彼らは気にしませんね。きっと。

リスボンのアーチを集めた写真集、探してみますね。