2008年1月15日火曜日

振り返れば。。。



 さて、そろそろ僕のポルトガル生活も10ヶ月目を向かえ、だんだん日本へと帰る日も近づいてきている。そして、生活の中には今まで過ごしてきた日々を振り返る余裕なんかもでき始めた。
 思えば、最初の頃は事務所の人たちが気を使って話しかけてきてくれたり、ちょっかいを出してきたりいろいろとあった。ポルトガル語の話せない僕に対して、あくまで英語で接してくれること。時にポルトガル語を教えてくれること。僕はこの国に来るまで、英語の国際性をひどく当てにしてきた。それは単純に外国人(僕から見て)はみんな、英語は話せるものだという思い込みであり、思い上がりでもあった。しかし、実際は彼らにとっても英語は外国語であり、母国語に比べればはるかに使いづらいものなのだ。とは言っても、僕よりはるかに上手いけど。(当たり前か。。。)
 しかしそうした状況の中でも、彼らは積極的に接してきてくれたと思う。当初、そうした和気藹々とした雰囲気がこの事務所では普通なのかと思っていた。しかし、だんだんと日本人という物珍しさもなくなり、いつの間にかお互いにとって程よい距離感に納まってくると、あれは彼らの親切な歓迎の印だったのだと気付く。
 残りの数ヶ月、彼らのそうした暖かい視線に僕なりのお返しができれば、と切に思う今日この頃。

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