2007年7月23日月曜日

梅雨

 ポルトガルの夏についてこの国の人たちと話すと、彼らは自慢げにこの夏を紹介してくれる。やれ、どこそこのビーチがいいとか。ポルトガルの夏は最高だとか。そして、決まって日本はこの時期モンスーン?とか聞かれる。つまり梅雨のことだ。
 私は日本の梅雨について説明しようとして、最近の梅雨は昔の梅雨と違って、とかいった展開になることが多い。ここ数年の異常気象で、空梅雨とか異常に早い梅雨明けとかが多い気がするからだ。

 日本はまだ梅雨だろうか。

 梅雨って何だかあんまりいいイメージがないけど、もし無くなってしまうとしたら、それはそれで大変なことではないかと思う。

 つい最近、友達の記事でアジサイについて書いたものを読んだ時、「あ、アジサイにカタツムリって日本もそろそろ梅雨かな」と思った。

 夏の幕開け、積乱雲の大雨が午後3時頃通り過ぎると、雲を裂くようにして日射しがよくなる。ベランダ腰の窓を開けると、むっとするような湿った空気が入り込んできて、さっきまでの雨が嘘みたい。気が付くと遠くで蝉が鳴いている。空を見上げると、うっすらと虹が架かりそうだ。。。「そろそろ梅雨明けかな。」なーんていうのが僕にとっての梅雨だ。

 そんな些細な梅雨の楽しみ方もある。

 何だか、そんな日本の梅雨が懐かしくも感じるのです。

 リスボンは今日も晴れています。


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