2007年12月17日月曜日

毎日クリスマス



クリスマスをヨーロッパで初めて過ごす僕にとって、この一大イベントの盛り上がりは想像以上のものだ。(僕が街の中心に住んでいるせいもある。)日本でもクリスマスといえば、冬の冷たい空気に街中のイルミネーションが鮮やかに浮かぶ。リスボンでも早々と一月前から街路に大型の電飾が登場し、ジングルベルや一般家庭のベランダにもサンタクロースの人形が飾られたり、日に日にクリスマスを待ち望む雰囲気が街中につくられていく。

そうした街の演出と相まって、週末にクリスマス関係のイベントへ出かけていく人たち、仕事場でもクリスマスディナーなるものが企画された。上の写真はその夕食の様子。

夕食の目玉イベントはプレゼントの交換で、僕は予めこういった時のために用意していた日本製品で乗りきった。因みにプレゼントの相手はくじ引きで自分だけが知っており、相手はもちろん、僕自身も一体誰からプレゼントを貰えるのかは一切の謎となっている。こういう時に外国人が自国の物を持ってると本当に楽だと思った。一応、日本の物ということでかなりのオリジナリティを発揮できる。
 
プレゼントで一体どのくらいのものを持ってくるものなのか分からない僕にとって、プレゼント交換が始まるまで、内心、不安もあった。


夕飯は午前2時頃まで続き、家路につく頃、人気のない真夜中の繁華街には電飾がもう燈っていないのだった。

それはまるで、「今日」のクリスマスが終わってしまったかのようだった。

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