2007年6月25日月曜日

植物

日本にいた時は植物を育てるなんてことはついぞなかったが、今の住まいでは同居人がマデイラ島というリスボンから1000キロ離れた島の出身ということもあって、植物を育てている。この植物は全てマデイラ島のものだそうだ。

 僕は日本にいたとき同様、水もやらなければ剪定もしないけれど、家の中に植物が置いてあるというのはなかなかいい。特に朝、目を覚ましてリビングに入ってきた時の気持ちの良さとも関係があると思う。朝の陽射しを受ける植物の様子は潤いに満ちているし、なんだか自分が生きていることと同じように、生命みたいなものを感じる。

 何よりこういう生活には余裕がある。毎日ではないにしても植物の様子に気を使って生活するわけだから。そう思って、リスボンの街を歩いてみると意外と植木をベランダに置いた家は多い。都市生活が無機的になりがちな今日、こういう些細な余裕が(僕には)必要なのかもしれない。

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