
最近、模型を共同で制作することが多い。ポルトガルでの模型制作は、とにかくリラックスとアバウトが基本だと思う。大人数になればなるほど、その度合いも増す気がする。「まぁ、人数いるしね」みたいな。 そういうリラックス気質はなかなか過ごしやすいものだけど、アバウト、つまり模型の精度に関して言えば、どうしても気になってしまう。 しかし、それはあくまで「僕が」ということであって、彼らにとっては十分許容範囲なのだ。僕は彼らの精度を横目に、作るのが困難なものは先に作ってしまう。そして、そのパーツを作ろうとする瞬間、「あっそれならもうここに作ってあるから、これくっつけて。」と手渡してみる。彼らは非常に快く「ありがとう」と言ってくれるが、内心、自分の基準を密かに押し付けているのが気になっている今日この頃。
2 件のコメント:
共同作業は二つのタイプに分けられると思う。
一つはパートナーに自分が動かない時の手となってもらうタイプ。つまりパートナーは自分の奴隷のようなもので、作品も自分以上のものには成らない。
もう一つはパートナーに自分の足りない部分を補ってもらうタイプ。これは化学反応的なものも含んでいて、他人に任せるためダメになる場合も多い。
模型のような場合には基本的にはきれいな方が良いので、前者のタイプで、時間内で最も精度が上がるようにしていいと僕は思うな。
模型の「精度」に関しては基準押し付けちゃっていいんじゃないかな〜??「添景」とかになってきたらまた話はまた別かな〜っと思うけど。
一番問題なのは「時間」で、もっと時間があればコミュニケーションとって、これはこうやるときれいに出来ると教えられる。
基本的に模型の作り方なんかはポルトガルの学生はほとんど知らないに近い。
だから、そういう部分を教えていくようなサイクルがないんだな。
ただ、丁寧だから遅いっていうような感覚は絶対あると思うけど、「出来ない」ではないと思う。。。
現に教えたら作業しやすくなったりするから。
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